館長挨拶

安田喜憲

開館に寄せて「生きる力を獲得する場になってほしい」

「ふじのくに地球環境史ミュージアム」を訪れて生きる力を獲得してほしい。みなさんの命はお父さんとお母さんからいただいたものです。この美しい生命世界では、君が生きているだけで尊いことなのです。地球上の生きとし生けるものがこんなにすばらしい生命世界を作り出し、必死で生き抜いている。人間もまたその生命世界の一部を担う存在にすぎないことをこのミュージアムの展示を見て知ってほしい。富士山や南アルプスと駿河湾と太平洋、さらにはそれらを結ぶ富士川・安倍川・大井川・天竜川。伊豆半島や浜名湖のある静岡県は際立って自然と人間が共存可能な場なのです。静岡県に生まれた人は幸福だ。こんなに美しい生命世界と光輝く命の水の循環の世界で暮らすことができる。教授や准教授・研究員、NPOの皆様・インタープリター・サポーターの皆様、そして、職員一同が皆様のお越しをお待ちしています。ミュージアムに来て無数の生命の輝きに触れて、生きる力を獲得して、未来の自然と人間が共存可能な100年後の世界の実現に向けて、さあ一歩踏み出そうではありませんか。

ふじのくに地球環境史ミュージアム館長 安田喜憲