ミュージアムについて

館の名称

ふじのくに地球環境史ミュージアム

Museum of Natural and Environmental History,Shizuoka

ふじのくに

霊峰富士を中心に、“ふじのくに”周辺に広がる豊かな自然環境には、人の文明が成せる境界は存在せず、地球全体が繋がって(環)いるように、調査研究など自然を探究する博物館の活動に境界(境)はありません。
“ふじのくに”は、地球の中の日本の一つの地域に過ぎませんが、この地域の自然を端緒として、世界的な地球環境を考察することで、世界に通じる調査研究を情報発信し、「ふじのくに」の博物館を創り上げます。

地球環境史

“ふじのくに”には、恵まれた自然環境に多様な動植物や希少な種が生息・生育しており、この自然の実態と成り立ちを調査研究するとともに、その証拠となる自然史資料を収集保管し、次世代に継承していく必要があります。(Natural History)
一方、人類の文明が地球環境の様々な課題を誘引し、生物多様性の危機に直結していることから、人と地球上の生態環境との関わりを歴史的に研究することで、過去から現在を見通し未来のあり方に示唆を与えます。(Environmental History)
“ふじのくに”の新しい博物館は、全国初の「地球環境史」の博物館として、こうした時代の要請に応えていくとともに、新しい地域づくりの実践の学として体系づけ、教育活動を通じて、有徳の人づくりを推進していきます。

ミュージアム

博物館は、貴重な資料の収集保管、調査研究、教育普及、展示・情報発信の機能を余すところなく発揮し、学術の振興と自然科学の発展、県民の生涯学習の充実に資するものです。
こうした博物館の存在の意味は、博物館法に意志として謳われ、国際標準となる考え方であることから、世界に通じる博物館を目指し、「ミュージアム」と称しています。
また、本ミュージアムは、博物館の基本機能に忠実である一方、学問領域に捉われない質の高い研究の追究や“ふじのくに”まるごと博物館の実現に向けた教育普及活動など、新たな役割にも積極的に挑戦する「進化する博物館」を目指すことで、“ふじのくに”発の新しい博物館文化の創造と発信に取り組んでいきます。

ロゴマーク

ミュージアムのキーワードである「100」や頭文字の「m」など、ロゴマークに様々な意味が込められています。


陰と陽

ミュージアムの“m”が、逆さ富士の如く反転しています。
“ふじのくに”静岡県の豊かな自然は、農林水産業はもちろん、温泉をはじめとする観光業にとっての基盤となっています。しかし、これらの豊かさは地震や火山の噴火、風水害等のリスクと表裏一体の関係にあります。


陸と海

静岡県は、標高3000mを超える世界文化遺産・富士山や日本の屋根とも言われる南アルプスから、水深2400m以上の深海、駿河湾を擁しています。上下の“m”は、陸の高さと海の深さを対比的に暗示しています。


百と無限

地球環境史ミュージアムは、その活動理念として「百年後の静岡が豊かであるために」を掲げ、“ふじのくに”静岡県から、サスティナブル(持続可能)な社会の実現を目指しています。百年後の静岡が豊かであるためには、無限大の記号のようにエネルギーが循環していく社会を築かねばなりません。


博物館四機能

博物館には、「調査研究」「収集保管」「展示・情報発信」「教育普及」の4つの機能があります。フロントヤードで展示・情報発信や教育普及事業を展開してくためには、バックヤードにおける日々の調査研究、収集保管活動が欠かせないものとなります。“m”(ミュージアム)の建物の中には、四つの機能を担うそれぞれの部屋があり、∞(無限大)に連環しています。

運営計画

中期運営ビジョン

令和6年3月に策定した、ふじのくに地球環境史ミュージアムが当面5年間に取り組む内容を取りまとめた運営ビジョン

中期運営ビジョン


基本構想

平成26年度に策定した基本構想

基本構想

組織体制

研究職は「環境史」、「地質・岩石・地震」、「生命・昆虫」、「生命・脊椎動物」、「生命・植物」、「生命・化石(古生物)」の6分野を基本に、国際的な視点に立った質の高い調査研究を行います。

自然史資料の収集保管をはじめ、教育普及、展示ほかの業務においてNPO法人「静岡県自然史博物館ネットワーク」との連携を図り、業務委託等を通じて、協働による博物館運営を行っていきます。

地域の研究者や地域企業、学生、市民等がミュージアムインタープリター(展示交流員)やミュージアムサポーター(ボランティア)として積極的に参画できるようにし、その活動を通じて博物館活動の輪を県下各地域へと広げていきます。