ふじのくに地球環境史ミュージアム デザイン賞受賞

ふじのくに地球環境史ミュージアムは、静岡県立の自然系博物館であり、全国初となる地球環境史の博物館を、廃校活用により整備しました。活動テーマ「百年後の静岡が豊かであるために」の具現化にあたり、自ら考え、行動の実践へと導くことを目指し、「学び、考える場」という学校環境を活かした「思考を拓くミュージアム」をコンセプトとしてデザインしました。

各教室では学校の椅子や机、黒板等の要素を活用、再構成し、展示テーマの核心となる部分を表現しました。また展示テーマをシンボル化したサインを廊下で展開し、展示空間とグラフィックの一体的なデザインで、思考を促す仕掛けとしています。

考える展示を具現化するためのデザイン性に富んだ展示設計を、業務を受注した株式会社丹青社とともにおこないました。斬新なデザインは国内外で高い評価を受け、2018年2月現在、海外アワードで7件、国内アワードで4件の賞を受けました。

これまでの受賞実績

【海外】

  • FX国際インテリアデザイン賞博物館展示部門 最優秀賞

    FX国際インテリアデザイン賞は、20年以上の歴史を持つイギリスのデザイン誌「FX Magazine」によって贈られる賞で、毎年世界中の優れたインテリアデザイン作品を表彰しています。ミュージアムの展示デザインは、博物館展示部門において最優秀賞を取りました。
    これは世界的に見てもミュージアムの展示デザインの素晴らしさが認められたことを示しています。

  • アジアデザイン賞 銅賞

    アジアデザイン賞は、アジアの社会に固有の文化的価値を内含し、持続可能な発展とこの地域の人々の生活の質を高める技術の利用への配慮があるデザインプロジェクトやソリューションを称えるものです。香港デザインセンターが主催し、DFAアジアデザイン賞として、優れたデザインを世に出し、アジア的視点を持つ傑出したデザインを評価します。
    ミュージアムは「コミュニケーション・デザイン」の中の「DFA銅賞」に選ばれました。そのほか、Apple社のAppleTVやキャノンのPowerShotG5Xなどが銅賞に選ばれています。

  • アジア太平洋インテリアデザイン賞公共スペース部門 銀賞
  • SBID国際デザイン賞ファイナリスト
  • インテリアデザイン2016ベストオブイヤー ファイナリスト
  • iFデザイン賞2017 iF design賞
  • ドイツデザイン賞「German Design Award 2018」コミュニケーションデザイン部門 Winner

    German Design Awardは既に国際的に評価の高い賞を受賞していることが前提条件となるもので、推薦(ノミネート)されるだけでも名誉ある賞とされます。当館の展示は、過去に「FX International Interior Design Awards 2016」ミュージアム・展示空間部門 最優秀賞(イギリス)や「iF DESIGN AWARDS 2017」iFデザイン賞(ドイツ)を受賞しているため、今回の推薦に至りました。審査の結果、廃校舎の教室をかつての学校什器を活用しながら、知的な刺激を与える展示デザイン化で「思考を拓くミュージアム」を展開したことが評価され、今回のWinner受賞につながりました。

  • ©ナカサ&パートナーズ

【国内】

  • DSA日本空間デザイン大賞(日本経済新聞社賞)企画・研究特別賞

    一般社団法人日本空間デザイン協会が主催する世界最大規模の空間環境系のデザイン賞です。応募総数785作品の中から、50作品が最終審査会へ進み、その中から「大賞」1作品、「金賞」10作品、「銀賞」15作品、「BEST50」賞24作品が選出されました。
    また、日本空間デザイン協会特別賞として、東日本大震災への「復興支援賞」1作品、「地域賞」2作品、「学生賞」1作品、「企画・研究賞」3作品が選出されました。過去の大賞受賞作品には「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク(2013)」、「国立科学博物館第2期展示(2005)」などがあります。

  • JCDデザインアワード銀賞 橋本夕紀夫審査員賞(ダブル受賞)
  • 第50回日本サインデザイン賞 入選 中部地区賞
  • 第35回ディスプレイ産業賞 入選
  • DSA日本空間デザイン賞 贈賞式にて
    当館と丹青社のメンバー(撮影 土田紘)